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今日(5月20日)は、タイ国戒厳令初日ですが、VISAの更新に行ってきました、その4

 さて、ここまで3回にわたって引っ張ったが、初めて自分で書類を揃え、自分で申請した2年目の就労VISAの更新バトルについて書こう。スワンプルー入管の右側区画は余りにも混雑していて何が何だか全然良く分からない。むむむ、と見回してみると、右側区画と左側区画とを接続するわずかな連結部分の壁に手順が書いてある。それによると、受付でキュウを貰い、申請用紙などを提出、手数料1900Bを支払い、更新VISAを貰う。あったりまえだが、極めて簡素、明快だ。なーんだ、やはり簡単だ、と思いつつ、この右側区画の人ごみは何なんだ?
 ま、とにかくキューを貰うためになんだか並んでいる人に繋がって並ぶ。すぐに自分の番になり、就労ビザ延長!というと申請用紙とキュー券をくれた。で、人ごみを掻き分け、一年前にも来た右側区画奥へ進む。最初に家族ビザ、次に就労ビザ、就労ビザもアジア人と西洋人と分けられていた。兎に角、就労ビザのアジア人は奥の奥だった。右側区画の左半分は待合所になっている。パイプ椅子は待ち人で満杯。外国人らしき人とタイ人の組み合わせが殆どだが、一人で来ている外国人らしきひとも少しはいた。大体がファラン。日本人らしき人で一人で来ている人は皆無に見える。時間は午前10時ごろ。ぼくの貰ったキュー番号は80番台。現在呼び出されてる電光掲示板の数字は40番台。朝8時30分からやっている筈なので、1時間30分で40人消化できたことになる。なら、40人待ちの現時点で運がよければ昼前に提出できるな?と思い、座る場所も無いので入管を出、通りを渡ったところにあるケーキ/パン/軽食屋に入りコーヒーを飲む。ゆっくり飲んで、パンでも食べつつ先ほど貰った申請用紙に必要事項を記入、もって来た書類をチャックして、と小一時間過ごして入管右側区画へ戻ってみる。電光掲示板の呼び出し番号は50番台前半?!がっビーン。呆然としつつ空いた席に座り官吏の仕事振りを観察しつつ過ごす。アジア系就労ビザの担当官吏は4~5人。人の良さそうなオジサン官吏一人と、残りは女性。デカイ机の向こう側官吏、こちら側の丸椅子には大抵2人が座っている。一人で官吏とやり取りしている申請者らしい外国人は稀だ。一人で官吏とやり取りしている場合、大抵は代理人のタイ人だ。まったくの暇にあかせて観察するに、2つのことに気が付いた。二人連れの場合、提出書類が異様に分厚いのだ。逆に一人で代理人タイ人らしき場合の書類は薄め。と、いうか薄かったり分厚かったり。明らかに二人連れの場合の提出申請書類が分厚い。実は、小職の提出書類はぺらぺらで帳薄かった。なーんだか不安になるじゃん。もうひとつ気が付いたのは、電光掲示板の番号が更新されて受付デスクが指定されて人が動く、のは普通だが、その電光掲示板の番号更新と無関係に申請者が官吏のデスクへいってガンガン割り込みが掛かるのだ。割り込みが掛からない場合の平均処理時間は15分ほど。割り込んだ人の処理時間は長かったり、短かったり、ほんの挨拶だけっぽかったりいろいろだ。よって、もし割り込みが無ければ4人/時間で処理できるので4人で担当すれば16人/時間の処理能力となるのだが、、結局12時になって進んだ番号は10番(人)ほどだった。何の割り込みかは容易に想像が付いた。それは、去年僕を連れてきた弁護士事務所のメッセンジャーがイキナリ視界に現れて割り込んで官吏とやり取りをしていたからだ。そのときはまだ気づかなかったが、メッセンジャーの割り込み以外に、当人もしくは代理人の割り込みも沢山あったようだ。メッセンジャーの割り込みと当人もしくは代理人(ああ、メッセンジャーも代理人には違いないので、以後当人割り込みとす)の割り込みもガンガン入った。じつのところ、外人当人単独がは割り込んで入ることは殆ど見かけないのでどちらがどちらかの区別は付き難いのではあるが。。。#ああ、なんだかはっきり書けなくてもどかしい!!
 12時を過ぎて官吏の数は極端に減る。ランチタイム。それでも仕事を続ける人も何人かいた。席を立って食事に行ったな、と思って見ているとわずかな時間で戻ってきて仕事再開の官吏も。まあ、きっちり昼1時間休むお役所的だと、申請者が裁けないのは明らかだったが。僕はといえば、やることも無く、早くても午後2時以降にキューになるのが明らかだったので入管をふただび出て周りの下町を散策してすごす。旨いカオマンガイ屋を見つけたのもこのとき。丁度カオマンガイに凝っていて、昼時に目に入るカオマンガイ屋、評判のよいカオマンガイ屋には探して行って見たりもしていたのだ。その中で、このスワンプルーのカオマンガイは上位3本の指に入る。ちなみに、この3本にはプラトゥーナームのピンクのカオマンガイとトンローの外人と見ればボッタくる屋台カオマンガイは入っていない。
 閑話休題。結局僕の順番になったのは午後3時ちかく。キュー掲示板に示されたデスクの官吏は、、、なんだか田中真紀子似のいかにも性格の悪そうなオバハンだった。顔は超不機嫌そう。座るなり機関銃の様に早口で捲し立てる。「あんた達、誰?」「書類は?」「速く出せ、こちらは暇じゃないんだよ!」「」「」「」。。。
ちなみに、まだタイ滞在2年目でタイ語ヒアリングに不安があった小職は(今まで書いていなかったけど)彼女連れだった。ヒアリングに不安があったといっても、この田中真紀子のタイ語が余りお上品な言葉使いじゃないことぐらいは判った。はっきり言ってかなりゾンザイ、命令調でしかも相当な早口だ。こちらが出した申請書類の束をひったくる様に受け取り、「あれま、自分で来たの?」的なことをしゃべりつつクリップを外す。なんだか沢山機関銃から弾が飛び出しているようだが、付いていけない。僕がキョトンとしていると田中真紀子は僕と話すのを諦めて、連れの彼女とのみ話す。が、彼女もしどろもどろだ。彼女が答えようとすると、すぐにそれを遮って銃弾を浴びせるので、彼女も見る見る閉口した顔になってしまった。
 結局、「書類が全然足らなくてお話にならない。」で受領拒否、だった。足らない、足らない、とは言いつつ、何が具体的に足らないのが一切教えてくれなかった。最初に不備を発見した書類を除いては。それは、毎月の天引き所得税の税務署へ支払いの時に提出する用紙のコピーで、小職の名前しかない、というのだ。僕的には、去年と同じ書類の今年度版を用意しているので、簡単かの字と思っていたままだったから、逆になぜこのオバハンにイチャモンつけられているのか最初の内は全然解らなかった。とりあえず、腑に落ちないので会計士に電話してみる。会計士がいうには、ほかにも外国人のお客は何人もいて、同じ書類を用意しているそうだ。それで、どうして僕が文句を言われるのが解らんらしい。まあ、しかし、受領拒否理由で具体的に解っている唯一の手がかかりなので、言われるままに不備書類を揃えるしかない、との結論が出て入管を後にした。ちなみに、あくまでも威圧的な田中真紀子に対してこちらは最後まで平身低頭。受領拒否されているにもかかわらず、二人揃ってアホみたいに深ぶかとワイして御礼を言う。田中真紀子は、舌打ちしながら、「なんで自分たちで来たのよ~~」と、最初に言った台詞を聞こえるか聞こえないくらいの声でつぶやき、「次来た時は、キュー取らないでいいから、直接私のところに書類を持ってきなさい」といった。がんがん入る割り込み(のある程度)はこれだったのだ。
 その日のうちに会計士から追加書類が届き、翌日にまたスワンプルーは入管官吏の田中真紀子の所へ持っていく。入り口から田中真紀子のデスクまで直行だ。と、田中真紀子は書類を一瞥して、これでは全然だめ!と吼える。いや、全然だめでは何がだめなのか具体的に言ってもらわないとこちらには全然解らないんですけど?!また彼女にお願いして同行してもらっていたので、彼女に具体的にどうだめなのか聞いてもらう。すると、従業員の給料が少なすぎて認められない、とのことらしい。こちとらマッサージ業なので、ほとんどの従業員は日給制だ。日給はバンコクの法定最低賃金を上回っているはずだ。タイでは当時、地域毎に最低日当が政令で決められていた。(#インラックのばら撒き政策の所為で今は、全国統一賃金になってしまっている) 当店では、出勤日X日当(法定最低日当よりはもちろん上)+アッセンティブの形で支払いを行い、書類を作っていた。アセンティブの部分は、固定じゃないから、毎月の報告には載せなくていいらしい。(小職はよく知らないが、会計士がそれでいい、といっていた。)そうすると、月額的に、出勤日X当店固定日当 < 30X最低法定日当賃金 となりダメ、という。いや、もう既に税務署に出してしまった書類記載事項についてダメ出しされても、こちらはそれを入管に手出してVISAを更新するのだから、VISAの更新ができないことになってしまう。こちらとしても、はぁ~~だめだった、では済まないので、去年OKだったこと、出してしまった書類は変えられないしどうすればいいねんんん、訴えてみる。田中真紀子は困ったちゃんねぇ~~と言いつつ、そんなん税務署に修正申告すればいいだけやねん、と簡単にのたまう。まあ、何が何でもダメ、というスタンスでは無い事だけは分かった。要するに、VISA更新の目的のために過去の事実を修正しても由!というのだ。ちなみに、今日の段階で一応書類は受け取ってあげるからね、と、受け取り審査の書類にサインして、その紙に20項目ほどある必要用件のほとんどに赤サインペンでXってんを書き、すでにVISAの期限が切れかけているパスポートに1週間期限を付けた「書類申請中につき延長」の判子を押してくれた。実は、簡単かの字と思っていたので、VISA期限ぎりぎりになってから更新に行っていたのだった。
さて、延長してくれた1週間の内に本来のVISAの期限が来てしまい、それと同時にWPの期限が来てしまう。就労VISAとWPはセットになっていて、VISAの期限までしかWPは出ない。つまりは、VISAが更新できないとWPも更新できないのだ。しかし、VISAは1週間延長された。WPの方は期限が切れてしまってからは延長はできないので、WPはまだ有効期限である内に更新なり延長なりをする必要がある。その足で労働省へ向かう。入管がスワンプルーにあると、こんな期限ぎりぎりの時に大変便利でありがたい。果たして、労働省へ行って、これまた長いキューに待った挙句パスポートとそのコピーを見せると、じゃあ、同じだけ延長してあげるからね、と言って、一週間分の延長のスタンプを押してくれた。申請料100B+1週間分の延長料???B(忘れた)。提出書類は、入管に出したものと全く同じもののコピーとWP更新申請書。あくまでも一時預かりだから、と言われつつ書類は受け取ってもらえた。
 翌日、ASOKにある税務署の地区出張所へ行き金額を新しくした書類を提出する。そして、0B支払いのレシートを貰う。まったく、アホみたいだ。入管官吏の形式主義、というか、厳格主義、というか、要するに嫌がらせなのだ。どういうことかというと、タイでは、最低課税所得があって、これが1万B/月なのである。よって、従業員の給与を最低法定日当X30にしたところで1万Bには遥か届かない。修正申告したところで、税金の追加支払いが発生するわけではない。これまた税務署の方もお役所的で(っていうか、お役所なんですけど)、差額0Bが発生(?)しているので、差額分の受け取りレシートを発行するのだ。時間と交通費と手間をかけさせるのが目的としか思えない。
 土日を挟んで、翌週の月曜に又またノコノコこのこと入管に向かう。まあ、とにかくダメだの書類を官吏のおっしゃるとおりに直したので大きな問題はなかろう、との読みもあった(が、Xってんだらけの方は実は全然解消していなかった)。今日も田中真紀子。朝早くに行った為か、今までのむっつりした感じよりはいくぶん機嫌が良さそうだった。僕から書類の束を受け取って、修正した書類をみつけ、あー、できてきたわね、と言いつつ、受け取りの紙のXのひとつの上に○を付けた。で、残りの書類をソートしつつ分類していく。あー、コレはいらない、コレもいらない、といって、1/3ほどを投げてよこし、コーゴードー1の4月分が無い!と先ほどまでの機嫌が良さそうな感じは何処かにいってしまっていた。いや、そんなはずは~、よく見て下さい、と答えても、彼女は『このクチゴタエするのか!!』のアリアリの表情を浮かべて、無いものは無い!の一点張り。はい、とっとと帰った、こちらは忙しいのよ!!!と追い立てられてしまった。確認したのは書類を揃えた1週間前なので、記憶は定かではないが、コーゴードー1は過去半年分確かに揃っていたはずだ(実際には3ヶ月分でよかったので、半分はコレいらないの中に入っていた)。あまり、官吏に反抗しても意味無しなので、仕方がなく引き下がる。で、既に作戦司令室みたくなっていた、スワンプルー向えのケーキ屋で少し早いランチを取りつつ突っ返された書類を見てみる。と、コレはイラン、と分けられた中にコーゴードー1の4月は入っていた。田中真紀子の自作自演だったのだ!!!もうそれを見て同行彼女は激怒していた。態度悪いは、口汚いは、何これ!!!と憤懣やり方無いらしい。彼女をどうどう、といさめつつ、敵はこれほど嫌がらせをしてくるのなら、こちらも徹底的に対抗してやる!!と決意を新たにした。
実は、先ほどコーゴードー1以外に、もうひとつ書類の不備が指摘されていた。それは、社会保険庁への支払いの中に従業員の名前が無い、というのだ。早速会計士に電話する。やはり、会計士の外国人顧客の中でそんなことを要求されているのは小職だけとのこと!ちなみに、自分でVISA更新を申請しているのも小職だけとのこと!!いずれにしても今日は時間切れなので、明日社会保険庁で待ち合わせとなった。税金の方は、最低課税所得があるので、実質的には書類上の金額が変わるだけなのだが、社会保険料の方は%で指定されているので、給与がどれだけ少なくても金額が訂正されれば、支払いも訂正されないといけないのだ。翌日、会計士から修正申告と修正支払いをしてきたとの電話が入る。書類は店のある地区の社会保険庁でも取れるはずだから、そちらに行ったほうが近いと言われた。最寄の社会保険庁の地区出張所は(当時BTS)終点だったオンヌットにある。オンヌットまでBTSで行き、オンヌット通りをとぼとぼ歩いていくと社会保険庁はあった。1F受付で事情を話し、3Fに誘導される。と、人の良さそうなおばさん官吏が、あー、あなたもこの用件で来たのね~~って感じで同情的な目で見てくれた。おばさんが端末を叩いてデータを探してくれるも、あー、納付した地区はどこ?別の地区ならまだデータはUPされてないねぇぇ、とのたまう。会計士の嘘つきめ!社会保険庁オンヌット出張所を飛び出てタクに乗り、川向こうの会計士のいる地区の社会保険庁へ。最初からここへ来ていれば良かったのだ、、、が!ここでも更なるトラップがあった。

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